2008年05月01日

天高い空を龍のように泳ぐ鯉のぼり

鯉のぼり2菖蒲





増上寺の菖蒲とひと休み中の鯉のぼりはご近所






端午の節句は奈良時代からの行事らしい。
端午は5月の初めの午(うま)の日という意味ですが、いつの間にか5月5日に固定されたとあります。

奈良・平安時代に災厄を逃れるために、菖蒲やよもぎを軒下飾っていたのが、江戸時代には庶民の間から鯉のぼりが作られたといいます。



天高い空を海のごとくになぞらえて鯉の元気に泳ぐ様を模写するなど、江戸時代の日本人の想像力は、私がいうのもなんですがたいしたもんですね。

中国の伝説をもとに、この鯉が高く上っていつか龍になるための門(登竜門)をくぐるように、男の子の元気な出世を願ったらしい。



すばらしい伝説と想像力がミックスされた物語ではありませんか。


菖蒲は、「銭湯の菖蒲湯」を思い出します。
さすがに花はついてませんが、ピン!と伸びた緑の茎が若い香りと共に元気付けてくれるようです。


ほんわか湯気がゆらぐお湯の表面を、荒縄でくくられた菖蒲がゆらゆら泳ぐ…。
子供の頃の思い出として、今、青臭い茎の匂いが頭の中に出てきました。

お湯で煮たようにならないうちに、早めの時間に銭湯ののれんをくぐった記憶まで。


この菖蒲湯はすでに江戸時代の銭湯にもあったんでしょうか。
江戸文化について、ご存知のかたは多いのでしょうか。


横文字が氾濫している今。
こんな江戸情緒に触れた鯉のぼりでした。
haken20011002 at 10:30
プロフィール
浦 登記 
株式会社オピニオン 取締役副社長。人材派遣の識者としてNHK「暮らしと経済」への出演や執筆も多数。大阪出身、いのしし年、B型、牡羊座。
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