2008年02月03日

ウオーター・ホースはネッシーと違いました。でも泣きました

ウオーター・ホース

いつかネス湖に行きたい、とずーと思っていました。
「自分の目で確かめるんや」と、心秘かに約束していました。
もちろん、好奇心旺盛な子供の頃の自分に、です。


ネッシーはイギリススコットランドのネス湖に棲むとされる未確認動物。
何があっても今生で遣り残してはいけないものが、このネッシー及びUFOとの接見です。
いたって本気ですが、あんまり真顔で言うと「ハイハイ、わかりました」なんて取り合ってもらえないことのほうが多いので、最近は他言を謹んでいたんですが。



そんなことですから、「ウオーター・ホース」は、友人(?)ネッシーの話やと思い込んで勇んでいったけど、他の伝説の動物でした。
アンガス少年




なんと、観客はたったの7人。
親子づれとペアが一組ずつ。
二人組み以外は、
その1.30代前半で朝っぱらからビールとポテトチップス、野球帽男性。
その2.70代後半とおぼしき白髪の女性。
その3.私…。

白人独特のほっぺたを飾るそばかすが、頬ずりしたくなるほどかわいい少年。
戦争で帰らない人になったお父さんをひたすら待ち続けます。
父親との思い出が詰まった海岸で、その時と同じように貝殻を集めていたら大きな卵を見つけた。


そうです、伝説の生き物、ウオーター・ホース(少年がクルーソーと名づけます)の卵です。
少年とクルーソーの友情が描かれた、さして真新しくもない物語。
ところが、イギリスの田園風景や古城のたたずまい、海の底深くにクルーソーに乗った少年が泳ぐ様子の美しさには息を飲みます。


少年とクルーソーとの別れには、ほぼ観客7人全員が泣きました。
あまりのクルーソーの健気さと、主人公アンガス少年の優しさに。


私の席近くに座ってた強持ての30代男性。
開演前はうるさいほどポテトチップをバリバリやって、「ンモーッ」て顔で睨んでやったけどやめず、おまけに私に向けてガンを飛ばす憎たらしさやったのに。


最後までぐずぐず鼻かんでた。
一気にいい人に見えました。




haken20011002 at 00:40 │私のオススメ・映画 
プロフィール
浦 登記 
株式会社オピニオン 取締役副社長。人材派遣の識者としてNHK「暮らしと経済」への出演や執筆も多数。大阪出身、いのしし年、B型、牡羊座。
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