2007年12月20日
言葉の天才、阿久悠さん

「残念」という言葉がカンナくずのような軽さだ、と感じさせてくれた阿久悠さん。
ついこの間、他界されました。
その阿久悠さんの自叙伝。
読書数としては少なかった今年の最後を飾るものとして、最適の本でした。
懐かしい昭和時代の生活シーンがタイムスリップして出てきたことで、ドンドン、ほんとにドンドン読み進みました。
阿久悠さんの子供時代の振り返りです。
ラジオしかない家庭のほうが普通だった昭和22,3年頃のこと。
彼の初任給が1万円と少しだったらしいこと。
なかにし礼、橋本淳、森田公一、都倉俊一などの歌謡曲全盛時代の作詞、作曲家の名前がウォーキングマシーンを走るように出てきて、レトロ気分は沸点です。
「たくさんの言葉を持っていると
自分の思うことを
充分に伝えられます
たくさんの言葉を持っていると
相手の考えることを
正確に理解できます」
これは、「課外授業・ようこそ先輩」というテレビ番組のため、自身が卒業した小学校を訪問、小さな後輩たちに贈ったもの。
深く、深ぁーく、うなずきました。
30周年パーティーとかなんかでの彼の挨拶が、思い出すように書かれてもいます。
「小学校5年生の時に、『君の文章は横光利一を思わせる』と言ってくれた先生と、
『あなたは大丈夫よ』というおよそ根拠のない妻の保障と、
『お前の歌は品がいいね』と1回だけ褒めてくれた父の言葉と、
この3つを心の支えにして今日までやって来ました」。
言葉の持つ力に感服する本。
1年のフィナーレにふさわしく締めくくってくれました。





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たくさんの言葉を持っていると
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正確に理解できます」
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「小学校5年生の時に、『君の文章は横光利一を思わせる』と言ってくれた先生と、
『あなたは大丈夫よ』というおよそ根拠のない妻の保障と、
『お前の歌は品がいいね』と1回だけ褒めてくれた父の言葉と、
この3つを心の支えにして今日までやって来ました」。
言葉の持つ力に感服する本。
1年のフィナーレにふさわしく締めくくってくれました。





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