2007年05月11日
優位な立場を利用して、業者に無理強いする会社
お金を払う顧客の声が真っ先にとおる。
こういった顧客の姿勢は何もいまに始まったことではないかもしれません。
残念ながら、私が派遣現場にいた20年近く前にもありました。
法律を超えた労働要請もありましたし、職場で起こったセクハラについて「そんなことも仕事のうちや」とうそぶく派遣先もありました。
「すべてがお客様第一主義」、という御旗のもとに自分自身を納得させ、道理のとおらぬことに目をつぶったこともありました(これから先は、すでに時効とご了解いただきたいのですが)。
36協定の範囲を超えた残業をスタッフに強いる…「忙しいときの助っ人こそが派遣の使命やろ」と叫ぶ派遣先と、「時間外賃金も払うんやし」という私。
でも、それって残業代イコール売上につなげる、自分のためを正当化させる理由づけやったんやないか…。
今、思えば目から火が出そうに恥ずかしい。
セクハラ問題も少なからずありました。
「何となく職場がいずらい」と、辞めたいコールを連発するスタッフに、もっと大人らしくきちんと理由を説明せよ、と詰め寄ったこともありました。
その裏側には、「誰が来ても続かないのは派遣元の責任や」と、いつも怒鳴る派遣先の顔がちらついていたからです。
ことの原因がセクハラだったとわかったのは、契約終了してからのこと。
丹念にスタッフの気持ちもきかず、「まるでキツツキみたいやんか」と機械的に顧客の前で頭を下げる自分に辟易していただけのことでした。
立場を利用した要請…派遣先に限ったことか?
働く人たちを守ろうとする派遣元でなかった自分を振り返り、理不尽な顧客にははっきりと「ノー」の言える自分でなかったことが悔やまれます。





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