2007年08月29日

営業・コーディネーターに求められるカウンセリング能力


雨上がり2一降りの雨のあと。













昨日と引き続き、コミュニケーションについて。

「新しい派遣先での仕事がスタートしました。
 意気揚々と職場に入ったのに、前任者からの引継ぎがうまく運びません。
 いじわるされてるようで、我慢の限界。
 辞めたいがどうしたらいいのでしょう」。


最近、こんな質問が派遣スタッフの質問・相談コーナー:ケア・サロンに目立ちます。
質問者は派遣で働く初心者、ベテランを問わず。
そんな悩みに丁寧に答えられない営業やコーディネーターの多くが、こんなセリフをはきがちだと。

「もうちょっと様子をみたらどうですか。
 あと1週間ですから我慢しましょう。
 別の人に聞けば済むんじゃないですか」…。


カウンセラーは一つ、ひとつ言葉を選びながらいいます。
「あなたは新しい仕事が始まるワクワク感で一杯ですが、
 引継ぎをする前任者の気持ちを推し量ったことはありますか?
 
 なぜ職場を去っていくのか、その理由がわからないにしても時計の針があなたとは反対に動いているような、寂しい気持ちが胸をふさいでもいるのかも。
 
 そんなときに人に優しく、はなかなか難しい。
 相手の立場に立っていつもの言葉をほんのちょっと柔らかくすれば、自分への対応が変わるかも知れませんよ」。

ある相談者は腑に落ちたように、受話器を置いたそうです。



前任者も人の子です。

ほかにいい仕事が見つかった。
家庭の都合でやめざるをえなかった。
納得性の低い理由で契約を打ち切られた…。
そんな前任者の気持ちは一様ではないものの、その気持ちの揺れを推し量り、胸を痛める後任スタッフへきちんと説明する。


自分の感情の動きにきちんと目を向けることが、他人のそれを感じる一つの方法論と聞きます。
派遣会社の営業やコーディネーターに求められる能力が、フットワークだけでないと
いうことを自覚することが大事ではないでしょうか。

haken20011002 at 10:17 │Comments(2)TrackBack(0)派遣 

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この記事へのコメント

1. Posted by 派遣スタッフ    2007年09月13日 14:51
こんにちは浦社長。初めまして。
私も派遣スタッフとして何年間か仕事をしてきました。
新しい職場は期待と不安がいっぱいです。
正直、初めは不安が勝ります。
そんな中で、引継ぎが上手くいかないと更に不安が募るのかもしれません。
いろんな立場の人、性格、事情、人それぞれですね。
だからこそ面白いし、また難しいのだと思います。
今、新天地を求めて活動中です。
また新たな職場で、新たな出会いがあり、別れがあり、たくさん積み重なって成長していきたいと思います。
このブログを見て浦社長のように素敵に歳を重ねられたらと思いました。
頑張りたいと思います。
駄文にて失礼いたしました。
2. Posted by 浦 登記    2007年09月13日 22:49
派遣スタッフさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
長い間、人間というものをやってきましたが、
自分の感情をじっくり受け止めることって
なかなか容易ではありません。
それが、自分以外の人となると至難の業です。
心理学のほろ岩先生によれば、どんな感情でも
持つことは悪いことではない。
ただ、周囲に発するときの出方には気をつけた
ほうがいい、とのことでした。
自分を大事にしましょう。
そうすれば人のことも大事にできるようですよ。
新天地…いい言葉ですね。
きっとすばらしい新天地が派遣スタッフさんを
迎えてくれると思います。

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プロフィール
浦 登記 
株式会社オピニオン 取締役副社長。人材派遣の識者としてNHK「暮らしと経済」への出演や執筆も多数。大阪出身、いのしし年、B型、牡羊座。
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